冷凍水機の科学講座|冷凍水機の選定でよくある間違い? 1つの実例で学べる!

公開先: 2026-04-20 13:38

「チリラー科学講座へようこそ!
- レーザー装置に冷凍水機を設置する際、どれくらいの出力が適切でしょうか?
- 出力を大きくすると初期投資が高くなりますが、小さすぎると温度制御が不十分で、装置が過熱して停止したり、中核部品が損傷する可能性もあります…。
本記事では、冷却対象設備に最適な冷凍水機のモデル選び方法をご紹介します。記事内容について疑問があるか、さらなる冷凍水機に関する知識を知りたい場合は、コメント欄でお気軽にご質問ください~」


最初のステップ:冷却対象装置の総発熱量を推定する

異なる装置は発熱メカニズムが異なっており、総発熱量の計算方法もそれぞれ異なる。以下に示す通り。

☑️ レーザー装置:電気光変換効率を参照
例えば1000Wのファイバーレーザーの場合、電気光変換効率は約30%である。
発熱量 = レーザー出力 × (1 - 電気光変換効率) = 1000W × (1-30%) = 700W ≈ 0.7kW

この時点で、0.7kWを基本的な冷凍需要として設定し、後ほど安全余裕(下記参照)を追加して算出していく。
☑️ 電子機器:消費電力と効率を確認する
例えば、定格入力電力が5kWの電源で、機器効率が約85%の場合:
発熱量 = 総消費電力 × (1 - 機器効率) + その他の損失 = 5kW × (1-85%) = 0.75kW
このとき、0.75kWを基本的な冷房需要として設定し、後ほど安全余裕(下記参照)を加算します。
☑️ 設備のパラメータが不明な場合?実測で最も信頼性が高い方法
正確なパラメータを取得できない場合、以下の方法で発熱量を実測できます。
1. 温升法:冷却水の流入・流出温度差を測定し、流量と組み合わせて熱負荷を計算する。
2. 熱画像法:赤外線サーマルカメラを使用して設備表面をスキャンし、総発熱量を逆算する(経験値との補正が必要)。


第二步:安全係数と余裕を考慮する  
設備の老朽化や環境温度の上昇が熱負荷および冷凍効率に与える影響を考慮し、選定時には一定の安全余裕を確保すべきです。これにより、冷水機が長期間フル負荷で運転することによる寿命の短縮を防ぐことができます。  

☑️ 推奨安全係数:1.2~1.5倍  
冷水機の冷凍能力(1000Wファイバーレーザー)= 装置発熱量 × (1.2~1.5) = 0.7kW × (1.2~1.5)  
冷水機の冷凍能力(5kW電源)= 装置発熱量 × (1.2~1.5) = 0.75kW × (1.2~1.5)
第三ステップ:その他の重要な属性を考慮する
☑️ 温度制御精度
温度制御精度の要求に応じて機種を選定してください。
• ±0.1℃の精度要求→高精度PID温度制御型を選択
• ±1℃の精度要求→通常の温度制御型を選択
• 一般冷却用途→基本型を選択

☑️ 冷却媒体の選定
お客様のニーズに応じて、以下の冷却媒体をご用意いたします。
• 去イオン水(スケール防止)
• エチレングリコール水溶液(凍結防止)
• 電子フッ化液(絶縁性・高い安定性)

☑️ 流量と揚程
流量が小さすぎると、熱交換が不十分になり、温度制御効果が低下します。
揚程が不足すると、配管が長くなったり高さ差が大きくなったりして、水循環が途切れてしまいます。
配管の全長、高さ差、接続部数を提供いただければ、必要なポンプの流量および揚程パラメータの計算をサポートいたします。

 

冷凍水機の選定実例

顧客要望:3kWのファイバーレーザーに冷凍水機を導入する。

ステップ1:装置発熱量の見積もり
発熱量 = レーザー出力 × (1 - 電気光変換効率) = 3kW × (1-30%) = 2.1kW

ステップ2:安全係数の考慮
冷凍水機の冷却能力 = 装置発熱量 × 安全係数 = 2.1kW × 1.3 ≈ 2.73kW

ステップ3:温度制御精度の確認
レーザーは±0.5℃よりも高い温度制御精度を必要とするため、高精度PID方式の機種を選択

ステップ4:環境条件の評価
夏季の作業場の最高温度は35℃で、放熱条件が良好であり、追加の余裕を設ける必要はない

最終案:温度制御精度±0.1℃の3kW高精度冷凍水機を選定

FerroTecのパイオニア的な熱電機は、専門的な冷水機の選定サービスを提供します。設備の出力、温度制御要件、使用環境条件を教えていただければ、最適な冷水機ソリューションを提案いたします。レーザー、熱電、医療など、高精度な温度制御が必要なシーンに幅広く対応可能です。

 

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